オブネココラム

ほそぼそ産業医 その他MD.PhD.。ご放念下さい。

2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

実在のピカールと架空の大岡越前

ドレフュス事件。 1894年当時のフランスでは、売国奴のユダヤ人を庇っていると非難される事を恐れた軍部が、ドレフュスを非公開の軍法会議において証拠不十分のまま裁いた。ピカール中佐は、ドレフュスの無実を示す証拠を発見。再審を求めるが、国家的なスキ…

町山智浩さんにキノコの差し入れを

SNSでは、攻撃的な言葉遣いが飛び交う。それに丁寧に対応する町山智浩さん。内田樹先生は、SNSで知らない相手に向かっていきなり「お前」とか言ってくる人たちは「私が無作法であるのは、感情を制御できないくらい怒っているからであり、それは怒るだけの合…

覗きこんではいけない。でも手遅れかも

今週のお題「ホーム画面」 停車駅に近づき、電車はゆっくりと、そして完全に停車した。けれども駅ホームの随分手前らしく、いつもならぐんぐん流れていくはずの車窓の景色がぴたりと止まったままで、遅延を詫びる車内アナウンスが流れた。数分ならいいが、そ…

珠玉のガイドランナー ピアニスト辻井伸行

辻井伸行さんがテレビに出てらした。彼がヴァンクライバーン国際ピアノコンクールに優勝した時に、大した意味も分からずに、ご祝儀だとか自分に言い聞かせてCDを購入した事を思い出しました。コンクール課題曲は難しすぎて、どう凄いのか私にはよくわからな…

サボるのは、子どもの特権?

今週のお題「サボりたいこと」TRFのSAMさんは、親族全てはが医者の家系で小さい頃は自分も医者になるんだろうと思っていたそうです。けれど、勉強が嫌で15歳で家出した。その理由は、ただ自由になりたかった、とラジオで語っておられました。煌びやかな空間…

文化的雪かき

村上春樹先生の物語の中に「文化的雪かき」を仕事とする主人公が出て来ます。フリーランスのライターの僕は言う。「穴を埋める為の文章を提供してるだけのことです。何でもいいんです。字が書いてあればいいんです。でも誰かが書かなくてはならない。で、僕…